原本
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド @amazonJPより
概要
第1章は「マネジメントの基本」についてまとめられています。大切な点としてはこの章はマネージャ向けだけではなく、マネジメントされる側のための情報が詰まっていることです。よって、この本は全てのエンジニアが読むべき本だと感じました。
要点
自分とマネージャの期待値を擦り合わせることが大切です。その実現のためのHowが幾つか散りばめられていますが、自分が何をマネージャに期待し、マネージャは自分に何を期待しているかを意識合わせできれば良いです。
自分の経験と照らし合わせて
自分は小学校3年生から10年間続けた野球で得た経験が役立っていると感じました。選手と監督、コーチという立場の違いはありますが、私の経験では基本的に同じだと解釈しています。チームが勝つために自分に何が出来るのか考え、監督、コーチとその意見に相違があるか確認するプロセスです。当時は1on1の機会は少なかった代わりに、ノートを書いて継続的にフィードバックを受けていた記憶があります。そのような経験から、1on1は必ずしも同期型コミュニケーションでなくても良いかもしれないと思います。どうやったら試合に出られるか、ベンチに入れるか、を考えて自分の長所を活かす努力を促すのはまさにこの本が伝えようとしていることだと感じました。